『範士が語る』濱﨑 滿 範士
無料会員の方は200ポイント必要です。
『範士が語る』濱﨑 滿 範士
八段合格への道標
「審査員全員から〇(マル)がもらえるように平素からの修練が大切」
剣道の修練をする中で、試合で勝つことを目標に稽古をする剣道家は多い。試合に勝つためには、少なからずフェイントや防御といった技術が必要になる。しかし、目標が試合で勝つことから昇段することに変わったとき、考え方の切り替えが必要になる。
濱﨑範士は、審査に向けた自身の取り組みを語る中で、「心の切り替えが必要だ。ただがむしゃらに打っているだけではダメだ。心の剣道をしなさい。」と指導されたという。警視庁の選手として試合に勝つための稽古をしていた濱﨑範士は、相手の動きにはすぐに反応できたようだが、それは審査においては気持ちが動いたと捉えられ悪い評価につながった。改善するために濱﨑範士は無駄打ちを少なくすることを心がけていた。「初太刀一本にかける気持ちを繰り返すことで、無駄打ちが自然と少なくなってきた」と語ってくれた。
『範士が語る』一覧はこちら
https://gen-universe.com/ja/article/32