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    『範士が語る』二子石 貴資 範士 第2部

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    『範士が語る』二子石 貴資 範士 第2部

    八段合格への道標

    「打ちたい、打ちたいという稽古をしていては八段は受からない!」

    学生の頃は多くの剣道家が、試合で勝つことを目標に稽古に励んでいると思う。
    社会人になってもやはり試合で勝ちたいという気持ちは強い。
    その為、稽古でも打ちたい、打たれたくないと考える剣道家は多い。

    打ちたいという気持ちを持っている限りは八段合格はないと二子石範士は語る。
    二子石範士はある稽古会で大阪の先生に「打たれるのを嫌がる稽古をしていて絶対に(八段審査は)通らない。
    打たれるのが当たり前という気持ちで捨てきって攻めて、どれだけ出れるかをやらないと八段は通らない」と大勢の参加者の前で叱られたことがあった。
    これから八段審査を受審しようと考えている先生方には、八段の先生方との稽古では打たれて当たり前ということを頭に置いて、下がらない「気」を学んでほしいとアドバイスをくれた。


    『範士が語る』一覧はこちら

    https://gen-universe.com/ja/article/32


     

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