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    『範士が語る』梯 正治 範士

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    『範士が語る』梯 正治 範士

    八段合格への道標

    「七段に受かった次の日から八段審査が始まっている」

    目標としている段位の審査に合格したら、多くの先生は達成感、満足感、安心感によりで少し休んでから計画をたてて次の段に向けて稽古をしようと思うかもしれない。しかし、梯範士はこの考え方が間違っていると語る。
    「七段審査に受かって、気楽に稽古をしていると、七段の実力がなくなってしまう。だから合格した次の日から自ら求める稽古をする。そうしないと、八段審査が近くなり稽古を始めても七段の実力をつけるところから稽古をしないといけない。」と梯範士は語る。また、「七段合格後も次の日から継続して真剣に稽古をしている人は10年経てば八段の力が付いている」とも語る。
    まさに継続は力なりである。八段審査合格が目標であれば七段合格は通過点と考えるくらいの気持ちが大切なのだ。梯範士は「楽しく稽古をしたことがない」とも語っている。打たせてもらえない厳しい先生方によく稽古をお願いしたという。八段合格という狭き門を突破するためには、やはり自身に厳しくならないといけないのだ。


    『範士が語る』一覧はこちら

    https://gen-universe.com/ja/article/32


    梯 正治 範士が出場されている大会動画はこちらから

    寛仁親王杯第4回剣道八段選抜大会


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