『範士が語る』谷 勝彦 範士 第1部
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『範士が語る』谷 勝彦 範士 第1部
八段合格への道標
「初太刀に至るまでにどれだけ自分を仕上げていけているかが肝心だ」
群馬県高崎市にて取材をさせて頂いた。
先生とは京都大会でお話しさせて頂く機会があり、剣道をされている時の強い攻め、鋭い技から想像出来ない柔らかく優しい方であるという印象を感じていた。
御自宅近くの某飲食店の駐車場にて待ち合わせ、範士が御稽古されている近隣道場をお借りしての取材。剣友の方の御自宅にある立派な私設道場である。
筑波大学では香田範士と同期生であり、同時に範士となられた。
私の勝手な印象、香田範士が強いリーダーシップでぐいぐい引っ張り、谷範士がたまにブレーキを使いつつ、後方支援していたのかな・・・てなところ。
さておき、印象に残ったお話。
『礼法、そこから始まり、そこに行きつく』
基本から習い、様々な事を乗り越え、また基本に戻る。
一番大切なのはやはり基本。
千利休も『一から習い、十を知り、十からかえるもとのその一』だったかな・・・
そう言っている。
範士の初対面の印象から感じたものは、そこに行きついた人間から醸し出される、十からかえったもとのその一だろうなと思う。
<GEN編集部 H>
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https://gen-universe.com/ja/article/32