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    社会人剣道の最高峰!「全日本実業団剣道大会」

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    全日本実業団剣道大会は、1958年から開催されている実業団剣士のための伝統ある大会である。主催する全日本実業団剣道連盟は、剣道を通じて産業人の人格と、体位の向上および相互の親睦をはかり、もって我国の産業振興に寄与する事を目的としている。この大会に予選会はなく、連盟に加盟するすべての団体が出場権を持ち、2019年は377団体、初段から七段までの幅広い段位の剣士が出場した。非常に大規模な大会である。
    就業後や休日の限られた時間を利用し稽古に励む実業団選手の「社」をかけた過去の戦い2試合を、GENアーカイブの中から取り上げる。

    1.2018年 第61回全日本実業団剣道大会 パナソニックES本社 × 富士ゼロックス本社

    パナソニックES本社 × 富士ゼロックス本社
    先鋒戦に勝利して勢いをつけたい両チーム。上段構えの米満が大技、小技をうまく組み立て試合中盤に思い切った片手面で一本を先取し勝利。
    次鋒戦、全日本剣道選手権大会出場経験のある山田が、序盤から積極的に岩川を攻め立てる展開。つばぜり合いから分かれた直後、先に攻め込み先手を取る?岩川が打ち込んできたところに小手を打って一本となった。その後、岩川が果敢に攻め込むも時間切れとなり山田の勝利。
    中堅戦に勝利したチームが優勝に大きく近づく。勝負の行方は中央大学出身の後輩高と先輩上原の副将戦がにぎりった。正剣の高と試合巧者の上原の勝負は必見。



    先鋒戦 吉村 大地×米満 広将


    次鋒戦 山田 侑希×岩川  力


    中堅戦 勝見 健太×東郷 知大


    副将戦  高  優司×上原 祐二


    大将戦 足立 翔太×北川 清太

    2018年 第61回全日本実業団剣道大会 パナソニックES本社 × 富士ゼロックス本社

    https://gen-universe.com/ja/video/375

    2.2019年 第62回全日本実業団剣道大会 NTT・本社 × パナソニック・LS本社

    名門東松館道場で少年剣士の指導者もしている榎本と、新加入棚本の中央大学出身2名の先鋒戦から始まった。
    先鋒戦、次鋒戦ともに激しい攻め合いの中で、有効打突と判定されてもおかしくない技が両チームともにあったが2戦とも引き分けとなり、勝負が動き出したのは中堅戦。
    中堅戦は渡部と永井の大柄対決となった。互いにここで負けてしまうと一気にチームが劣勢になってしまうため、攻めきれない試合展開が続く。試合が終盤に差し掛かったところ、渡部が小手を打つとキレのよい打突音が響いたが、有効打突と判断した審判員は1名だけであった。両者この審判員の旗が視界に入ったか、一瞬気を抜いてしまった。いち早く状況に気が付いた渡部が、周囲を見渡す永井からの引き面を奪い勝利した。
    次の副将戦では前年も決勝戦を経験している髙が、果敢に攻めるも齊藤の堅い守りに一本を取ることが出来ず引き分けとなった。
    引き分け以上で優勝が決まる兵藤と、何としても勝ちたい足立の大将戦。立ち上がりすぐに試合は動く。守りの気持ちが強かったか、兵頭の手元が上がった瞬間に足立がすかさず逆胴を打ち一本を先取。これでチームのポイントは同点となり、お互いに一本が欲しいとこだったが有効打突には至らず引き分けとなった。
    勝負の行方は大将戦に持ち越され、手に汗握る試合展開から目が離せない。


    先鋒戦 榎本 雄斗×棚本  廉


    次鋒戦 山田 将也×有田 圭助 


    中堅戦 渡部 晃 ×永井 雪新


    副将戦 齊藤 将吾× 髙  優司


    大将戦 兵藤 裕則×足達 翔太
     

    ・2019年 第62回全日本実業団剣道大会 NTT・本社 × パナソニック・LS本社

    https://gen-universe.com/ja/video/346

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