冬に鍛えて強くなる!体力アップ稽古方法!
2021/01/06
剣道では「冬に鍛えて強くなる」という言葉がある。気温が低い時期は汗をかきにくく、暑い時期に比べ体力の消耗が少ないので、打ち込み、かかり稽古、パターン稽古などの基礎体力を向上させるメニューを数多く行える。今回の特集は冬に効果的な稽古を行っている強豪校の稽古を紹介する。
1.神奈川桐蔭学園高等学校(神奈川県)(2008年)
神奈川桐蔭学園高校は全国高等学校剣道大会団体戦個人戦、玉竜旗での優勝経験のある神奈川県の強豪校である。
当校のかかり稽古は独自性が高いものがある。たとえば、元立ちに対して掛かり手が列を作って順番を待つのではなく、横一列に並び、ビーチフラッグのように元立ちに向かって複数人がかかっていき1本目を打ち込めた者がかかり稽古を行うのだ。掛かり手のやる気、体力によっては数が多くなり稽古の機会が増える。
全国トップクラスの成績を残した理由は自ら求めて稽古をする姿勢づくりがあった。
神奈川桐蔭学園高等学校(神奈川県)(2008年)
https://gen-universe.com/ja/video/183
2.内郷第一中学校(福島県)(2008年)
内郷第一中学校は全国中学校剣道大会準優勝、東北中学校剣道大会優勝経験のある福島県の強豪校である。
こちらでは連続技という稽古を行っている。それは両サイドから複数人の相手が順番に打ち込んでくるのに対して応じる稽古である。これにより気力、積極的な攻撃力を養うことが出来る。また、息着く暇もなく相手が打ち込んでくるため体力の向上にもつながると考えられる。短時間で多く打突することが出来るため稽古時間がなかなか取れないチームにも有効な稽古である。はじめはゆっくりとしたスピードでためしてみるのもいいのではないだろうか。
内郷第一中学校(福島県)(2008年)
https://gen-universe.com/ja/video/195