座り技稽古:小林弘明師範による第6回 座技 片手取り小手返し
2024/07/15
合気道の基本技術である座り技の一環として、座技片手取り小手返しの稽古方法を小林弘明師範が詳しく解説します。
1.体捌きの基本
座技逆半身片手取り小手返しの動きを説明します。相手に持たれたら、しっかりと手を開いて手を返しますが、小手先だけで返すのではなく、体幹部からの動きで相手の手を持ち替えます。このとき、一度持ち替えを行い、最後は第二教に繋げます。動きが小手先に偏らないよう、体幹部をしっかり使うことが重要です。持ち替えの際にも体幹部からの動きを意識し、技の効果を最大限に引き出すようにします。
2.手の持ち替え方
手の持ち替え方について詳しく説明します。相手に持たれた後、小手先だけでなく、手全体で小手返しを行うようにします。その際、胸が縮む感覚をイメージしながら、しっかりと相手の手を持ち替えます。倒した後にももう一度持ち替え、親指と親指を重ねるようにしてうつ伏せに押さえ、最後は第二教で仕上げます。座技片手取り小手返しでは下半身が使えない分、上半身をしっかりと使って技をかけることが求められます。