座り技稽古:小林弘明第1回「膝行」
2024/06/28

座り技の基本である膝行の技術を磨くために、合気道小林道場の小林弘明先生が詳しく解説します。この動画を通じて、正しい体の使い方と効果的な練習方法を学びましょう。
1.膝行・後ろ膝行・回転膝行
膝行のやり方を説明いたします。膝行は下半身の動きだけでなく、上半身と下半身の連動、さらに体幹部の動きをしっかりと意識することが大切です。足を出したときに、しっかり体幹部を開いて、肩を前に出すような意識で動いてください。足だけでなく、上半身も動かすことが重要です。
理解しにくい場合は、手を前に出して、手に引っ張られるイメージで行ってもよいでしょう。目線は前に向けてください。
次に後ろ膝行のやり方を説明します。お尻を高く上げて、肩を前に出した状態から足を動かし、そのまままっすぐ後ろに下がります。これを繰り返して後ろに動きます。後ろ足を動かした後、前足も立てます。体重移動をしっかりと行いながら後ろに動いてください。
次は回転膝行の方法です。足を立てて、膝を着いたと同時に両膝を閉じるようなイメージで回ります。反対の足を出して、着いた瞬間に閉じるイメージで行ってください。このとき、胸を開いて閉じる動作も一緒に行うと、連動がスムーズになります。
2.稽古のまとめ
膝行は、足腰の鍛錬だけでなく、上半身と下半身の連動を練習する上で非常に重要な動きです。座り技の基本である膝行をしっかりと練習し、その後の技に繋げていきましょう。