OSS!!ジャーニー 上間康弘先生編 清水那月が沖縄空手の真髄にふれる
2022/03/11
GENが注目する若手空手競技選手が、沖縄空手の達人を巡る「OSS!!ジャーニー」。
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OSS!!ジャーニー 第4弾
守武館上間空手道場 創設者 上間康弘先生
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【前編】 首里手の基本動作とナイハンチについて解説・指導
【後編】 首里手の形 パッサイ 解説・指導/上間先生インタビュー
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清水那月さんが、沖縄空手の達人を巡る「OSS!!ジャーニー」。
第4弾の今回は、小林流空手の使い手上間康弘先生を尋ねました。
最初に基本動作とナイハンチを徹底して習います。
基本が大事と誰もが言いますし、誰もが理解していると思います。もちろん、那月さんも基本を大事にしてきました。でも、上間先生の基本の指導に出会って、「まだまだ体で理解できていないだなぁ」と気づかせてもらった那月さんです。
ナイハンチは色々な流派でも基本の形として学びます。もちろん那月さんだって長い間練習してきています。しかし、基本動作と同じで、一つ一つ丁寧に学び直すと新鮮な驚きがありました。上間先生のチェックは男女の区別はつけません。那月さんバンバン叩かれてます。空手を習う以上は真摯に厳しい上間先生です。
後半はパッサイを学びます。
ここでもしっかりと一つ一つの挙動の意味を伝えてもらいました。形は敵を想定してと行うと言いますが、「なるほどこういう受けと攻撃の仕組みなんだ」と納得の那月さん。改めて形は実戦なのだということを体で覚えることができました。那月さんの形にリアリティーが加えられることになりました。
上間先生へのインタビューでは、上間先生の修行時代と師の教えを効かせていただきました。「日々鍛錬、日々稽古、そして、(空手が)趣味というのではだめ、空手が生活そのものでなくてはならないですよ」という言葉に空手に対する意識が一変した那月さんです。皆さんも上間康弘先生の一言一言に耳をしっかり傾けてください。
◎ 守武館上間空手道場 創設者 上間康弘先生
(プロフィール)
1957年 上間上輝師に師事
1976年 守武館上間空手道場開設
2000年 那覇市空手道連盟より理事長任命
沖縄小林流空手道協会 範士9段
沖縄県空手道連盟 範士9段
現在(2021年)那覇市首里に本部道場があり、県内の西原・南風原・開南の4支部と
海外 スイス・カナダ・スペイン・チェコ・アメリカの5支部を持つ
小林流の使い手として誰もが認める第一人者
ナイハンチの締めは圧巻!
◎清水那月
(プロフィール)
空手形 1&Dホールディングス
大泉町北中学校(群馬県邑楽郡大泉町城之内)→高崎商科大学付属高校→同志社大学
競技歴:全国中学生空手道選手権大会、世界ジュニア&カデット21アンダー空手道大会優勝、2018FISU 世界大学空手道選手権大会優勝 ほか
◎アシスタント 守武館上間空手道場 上間建先生
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※小林流とは・・・
上間康弘先生が館長を務める守武館は、小林流(ショウリンリュウ)の空手を行っています。小林流は、 沖縄空手道三大流派(剛柔流、上地流、小林流)のひとつで、1933年に知花朝信が命名しました。
小林流の基本型、鍛錬型としての機能を持つのがナイハンチです。ナイハンチには小林流の基本的技法が組み込まれており、ナイハンチを繰り返し鍛錬することによって首里手の奥義に迫ることができるとさえ言われています。俗に「ナイハンチに始まり、ナイハンチに終わる」と言われるほど、小林流の根幹をなす形といえます。
2022年制作