OSS!!ジャーニー 久場良男先生編 清水那月が沖縄空手の真髄にふれる
2021/12/03
GENが注目する若手空手競技選手が、沖縄空手の達人を巡る「OSS!!ジャーニー」。
---
OSS!!ジャーニー 第3弾
空手道拳武館 館長 久場良男先生 前編 と 後編
清水那月さんが、沖縄空手の達人を巡る「OSS!!ジャーニー」。
第3回は剛柔流の久場良男先生。那月さんは小さな頃から剛柔流の形を学んできたので、形にも分解にもチョッピリ自信がありました。でも、今まで習ってきた分解が初歩のレベルだったのだと痛感しました。
形の分解がわからなければ形を演武している意味がない。でも、分解の意味がわかっただけでも、まだ本当の形の習得に至っていない、ということを久場先生から伝授された那月さんです。今回クルルンファを通して実戦で使うための奥伝の一端を教えてもらいました。
単に形を演武するのと、実戦でどのように使うかをイメージして演武するのでは、全く別物の演武になることをを身をもって体験した那月さんです。剛柔流の他の形との関連も学び、さらには基本形の中にも空手の本質があることがわかり、武術家としての表情も魅せてくれる那月さん。改めて形の面白さを実感できたようです。
後半の先生へのインタビューでは、久場先生の鍼灸師としてのお話も聴けて、人間のツボが急所でもあり、空手の技術とが大いに関連があることがわかりました。それと「スピードとパワーに勝つには柔らかい呼吸の習得が必要」という先生の言葉に那月さん、今後の稽古のヒントを感じたようです。
競技としては本土の方が進化しているが、空手本来の筋肉の使い方、柔らかな身体操作をもう一度見直して欲しいとの先生の言葉に大いに感じるところがあった那月さん。これからの競技者としての進化を感じさせる今回の久場先生との出会いでした。
---
【前編】 形「クルルンファ」を解説・指導
【後編】 剛柔流の伝統技法を学ぶ「基本動作/セーサンの分解」/久場先生インタビュー
---
◎ 空手道拳武館 館長 久場良男先生
(プロフィール)
「形(かた)は形(かたち)にあらず 実戦に使えてこそ形(かた)」
1946年生まれ
15歳の時から渡口政吉先生に師事し、師範免許を授かる
26歳で鍼灸院を経営しながら沖縄空手道拳武館を主宰
現在、沖縄市空手道連盟理事長・沖縄空手道拳法会宗師範・空手道拳武館館長などを兼務
渡口政吉先生に学んだ剛柔流を通じ、形(型)を実戦に活かすための研究を60年以上にわたり追及
単に突く、蹴るだけでなく、相手を崩して関節を極めることに関しては他の追随を許さない
◎清水那月
(プロフィール)
空手形 1&Dホールディングス
大泉町北中学校(群馬県邑楽郡大泉町城之内)→高崎商科大学付属高校→同志社大学
競技歴:全国中学生空手道選手権大会、世界ジュニア&カデット21アンダー空手道大会優勝、2018FISU 世界大学空手道選手権大会優勝 ほか
目次
1.【前編】 形「クルルンファ」を解説・指導 01
2.【前編】 形「クルルンファ」を解説・指導 02
3.【後編】 剛柔流の伝統技法を学ぶ「基本動作/セーサンの分解」 03
4.【後編】 剛柔流の伝統技法を学ぶ「インタビュー」 04
5.久場良男先生動画)剛柔流拳法奥伝 本土に伝わっていない秘術セミナー
6.第4弾は・・・
「OSS!!ジャーニー」の最後となる第4弾は、
守武館上間空手道場の上間康弘先生です!