『範士が語る』村上 済 範士
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『範士が語る』村上 済 範士
八段合格への道標
「八段に受かる人は はじめからその香りが漂っている」
六段以上の高段位審査に合格するには、品位、風格が欠かせない。
では、品位、風格とは具体的に何を意識すればよいのだろうか?村上範士の話の中に、その手掛かりがあった。
村上範士は品位、風格のことを「香り」と表現する。「合格する者は香りが漂ってくる」と村上範士は語る。その香り、すなわち品位、風格を感じるための根拠となる点を挙げている。蹲踞して、立ち上がって半歩出る。構えの姿勢は腰が入っているか。
左足の踵が高すぎないか。そして、呼吸法の4点が出来ていて初めて香りが漂ってくるという。また、稽古で高段位の先生に掛かることで、技を出す機会や呼吸法が身につくと語る。
品位、風格は、やはり立ち姿が大切であることが村上範士の話からも分かる。しかしそれだけでなく、呼吸法の体得が必要なのかもしれない。
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