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    剣道の経験は就職に役立つ!?

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    学生時代の剣道経験はどう活かす?

    剣道をしている学生さんなら皆さん一度は「将来(あるいは就職活動)に剣道を活かすことはできないか」と思ったことがあるのではないでしょうか。

    元剣道部員、現時点で社会人の方も、きっと身に覚えがあることだと思います。

     

    実は【剣道経験者】は就職活動の時に一目置かれることがあるって知っていますか。

     

    もちろん就活のためだけに剣道をしているわけではないでしょうが、剣道経験が近い将来どのように役立つかを知ることは知っておいて損はありません。

     

    1.剣道経験が活かせる職業

    <警察官>

     

    剣道経験があると就職に有利になる職業の代表格といえば、やはり警察官です。

     

    必須では無いとはいえ剣道経験者であることはかなりのアピールポイントになります。事実、地域によっては採用時に剣道有段者への優遇を公式に発表しているところもあります。もしもあなたが試合である程度の結果を残している剣士なら、自分から試験を受けに行くまでも無く警察の方から就職しないかと声を掛けられるかもしれません。そして社会人になっても剣道を仕事にしたいと思うなら、警察の術科特別訓練員、通称「特練員」を目指すという道があります。

     

    とはいえ特錬員はかなり狭き門。特錬員になりたいと多くの人が希望していますが、見合うだけの実力が無ければ当然ですが特錬員になることはできません。

    なかでも警視庁の特錬員は全国でも指折りの剣士が多数所属しています。それだけに警視庁の特錬員になることができるのは希望者のほんの一部です。

    また、特錬員になれたとしても、毎年実力に応じた入れ替えが行われます。特錬員になった後も常に高い実力を保ち、実績を出し続けなければならないのです。

     

     

    <皇宮護衛官>

     

     

    狭き門というと、皇宮護衛官(武道有段者)もハードルの高さは負けていません。

     

    通常の皇宮護衛官自体が人気の高い職業ですが、皇宮護衛官(武道有段者)の場合は【剣道三段以上の者で、過去5年間に全日本剣道連盟が主催、共催、主管又は後援する全国規模の生徒、学生が参加する競技大会において、個人戦に出場した者又は団体戦に登録された者】という受験資格があります。

     

    剣道三段は高校生でも取得できるものの、初段・二段に比べると不合格率が跳ね上がります。剣道をしっかり頑張ってきて結果を残してきたという証明になっているという捉え方ができます。

    こちらも就職するための難易度はとても高いですが、腕に覚えがあるなら挑戦する価値はある職業です。

     

     

    <刑務官>

     

     

    刑務所内での勤務を行う刑務官は剣道・柔道などの武道経験者でなければ受験できない採用区分(武道枠)が存在し、実力を確認するために剣道・柔道の技を披露する試験があります。武道枠による採用では、主に刑務所内での警備任務等を行うことになるようです。

     

    もちろん、武道経験を必要としない通常の採用枠も存在します。

     

    なお、「日本官公庁剣道大会」という公務員が参加する剣道大会が毎年開催されているのですが、警察や消防・自衛隊なども参加しているにも係らず、優勝および上位のチームはほぼ毎年刑務所勤務で占められています。

     

     

    <警備員>

     

     

    警備員は民間企業のため、剣道の経験がどのように判断されるかは企業によるところが大きいと言わざるを得ません。

     

    しかし大手警備会社は剣道の実業団を有していることも多く、剣道の実力によっては採用の好材料として判断される可能性は高いと思われます。

    上記の通り、実業団に所属して社会人の大会に出場することも考えられるため、就職後も剣道を続けたい人には良い環境かも知れません。

     

     

    <武道具店・剣道具職人>

     

     

    剣道経験を他者のために別の形で活かすという考え方もできます。

     

    例えば、剣道をするうえで絶対に必要な竹刀や防具。これらを作る職人や販売する武道具店に就職すれば、自身の経験に基づいてアドバイスをしたり、よりよい道具を作り出すこともできます。

     

    2.面接での印象アップ?

    剣道経験が有利に働くのは警察官や警護職に就職する時だけではありません。むしろ、就職活動全般において剣道の経験はとても役立ちます。

    剣道経験者はほとんどの場合すっと背筋が伸び、とても姿勢が良いですよね。また、剣士の皆さんにとっては当然のことですが、剣道は単なるスポーツではなく【道】ということで、礼儀作法を重要視する競技です。この剣道経験者が持つ姿勢の良さと礼儀正しさは就職活動において大きな武器になります。

     

    姿勢が良いと相手に誠実なイメージや芯のしっかりした人という印象を与えることができます。

    それに加えて姿勢がいい人には自然と信頼感が湧いてくるものですよね。礼儀正しさも同じです。

    礼儀正しさは社会人として基本中の基本。そうは言うものの、なかなか一朝一夕には身につかないのが礼儀正しさというものでもあります。

     

    ですが剣道経験者は長年の鍛錬でその礼儀正しさがしっかりと身についています。

    剣道経験者の姿勢の正しさや礼儀正しさは就職活動のための付け焼刃ではありません。人事担当者に見る目があればあるほど、そのことがしっかり伝わります。

     

    つまり、剣道をしていた人は就職活動においてすでに大きなアドバンテージを得ているということになるんです。

    剣道を頑張った経験はあなたの就職活動にどんな形であれ、プラスに働くことでしょう。

     

    3.段位を持っていると評価が変わる?

    剣道の段位を持っていることをアピールすれば人事担当者からの評価が高くなる、なんて話を聞いたことがありませんか?

    剣道の段位を所持しているということは、剣道に対して長い期間真摯に取り組んできたということ。

     

    剣道を真面目に頑張ってきたという経験を持つ人は、仕事に対しても腰を据えて真面目に取り組んでくれると人事担当者は評価してくれます。もしも人事担当者が剣道経験者ならなおさらのこと。段位を持っていることを通して、あなたの人柄や物事に対しての姿勢を評価してくれること間違いなしです。

     

    所持している剣道の段位については、履歴書の趣味・特技欄に記載すると良いでしょう。自己PRの欄に段位を所持していることと合わせて剣道を通じて身につけた礼節や体力、粘り強さなどを記入しても良いですね。

     

    4.まとめ

    学生の皆さんも、最初のうちは集中して部活動に打ち込んでいても、進路選択が近くなるにつれて自ずと将来のことについて考えざるを得ない時期がやってくる事と思います。

    勉強はもちろんのこと、もっと社会に出た時に役に立つことをしておいた方が良かったんじゃ…という気持ちに陥ってしまうこともあるかも知れません。

     

    しかし、あなたが剣道を通して身につけた根性や礼儀正しさ、姿勢の良さなどは就職活動をするにあたって心強い武器になってくれることは確かです。

    頑張って打ち込んだ物事は必ず何かしらの形で自分へ良い形で返ってきます。

     

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