合気道田辺道場直伝!はじめての合気道:1時間目(前編)
2024/07/16
合気道田辺道場の五味田潤一先生が初心者向けの合気道指導方法を紹介します。12年間の中学校での武道教育経験を活かし、初心者でも分かりやすく学べるよう段階的に説明します。
1.礼の仕方
合気道の基本動作として、まず礼の仕方を学びます。二人で向かい合い、左足を後ろに下げて膝を着き、続いて右足も膝を着いて跪座の状態にします。両手の人差し指と親指で三角形を作り、そのまま畳に手を着けます。この三角形の中に顔を入れるように肘を軽く曲げ、背筋を伸ばした状態で上体を軽く前に倒します。お尻は浮かせずに踵に付けた状態を保ちます。礼を終えたら、上体を起こし、右足から立ち上がります。この動作を繰り返し練習することで、正しい礼の仕方を身に付けます。
2.足の運び方
次に、足の運び方を学びます。半身の形から始め、右足を前に出して送り足を行います。前足を一歩出し、後ろの足を肩幅の位置まで引き寄せます。この動作を繰り返すことで、送り足の動きを習得します。次に、右半身から左半身に切り替える歩み足の練習を行います。後ろ足を一歩出して、左右の半身を切り替えながら動きます。最後に、前足を軸にして後ろ足を半円を描くように動かす転換足の練習を行います。これらの基本動作を組み合わせることで、合気道の技を実践するための基礎を築きます。