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    古川和男の行列のできる剣道相談所

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    古川和男範士にあなたの剣道の悩みを相談してみませんか?

    相談内容は自分の剣道の悩み、指導者としての悩み等、剣道に関わる事なら何でもOK!

    選手としても、指導者としても経験豊富な古川範士があなたの相談にお答えします!

    相談したい内容は下記の申し込みフォームからお申し込みくださいませ!


    古川範士への質問はこちらから!


     

    1.トミー様からの質問

    質問

    範士殿、人生の後半に稽古を始めた高齢の剣道家にアドバイスをお願いします。
    私は54歳で、膝に関節炎がありますが、剣道の練習でベストを尽くしたいと思っています。
    敬称略、トミー

     

    古川範士の回答

    こんにちは!
    剣道を始めていただいて嬉しく思います。
    
    剣道は歳をとってもいつまでも出来る生涯剣道なので楽しく取り組んで無理をしないようにお願いします。
    
    何のスポーツでも基本が大切だと思いますが剣道も同じです。
    
    私は昔から礼法、所作事を大切にしながら素振り、正しい切り返し、基本打ちを行っています。
    私の目標はいつまで一足一刀の間合いから一拍子で面打ちを出来るかです。また、着装及び立ち姿や構えがしっかりと出来ているか鏡を見て
    確認しています。
    
    指導の中でも説明して、言っている事を正しく見本を見せているか。たまにスマホでビデオ撮影して確認しています。
    私は腰と頚椎にバクダンを持っているのですが怪我をしないように。
    普段はストレッチ、柔軟やウォーキング、腹筋を行なっています。
    趣味でゴルフも行なっています。「腰と首には余り良く無いと思っているのですが好きなもので」
    
    私も少し高齢になって来たので人生楽しく生きたいと思っています。
    これからも、健康に留意しながら剣道とゴルフを楽しんでいきたいと思っています。
    
     トミー様。
    無理をせずに楽しく剣道に取り組んで頂きたいと思います。
    頑張って下さい!

    2.あきと様からの質問

    質問

    攻防一致の構え・攻めというのは具体的にどういった動作ですか?

     

    古川範士の回答

    「攻防一致の構え」

    これは難しい質問ですね!

    私達、剣道愛好家も攻防一致の構えは一生の課題です。

    私の場合は、私生活から歩く姿にも気をつけて姿勢良く歩く事にしています。さらに、
    道場や剣道稽古においても礼法、所作事、着装には特に気をつけて取り組んでいます。
    特に相手に対して礼法には気をつけて稽古しています。
    相手との礼→三歩前→肩口から攻める気持ちで竹刀を出しながら蹲踞して構え→立ち上がって構え。
    終了後→ゆっくり蹲踞→納め刀→立ち上がり→五歩後退→さらに胸を張って礼。

    稽古に於いては基本技を中心に稽古。
    特に一足一刀の間合いから左足は継がす一拍子で打突出来る様に稽古。そこが出来るようになったら応用技の稽古。
    さらに上手の先生方に稽古を数多くお願いする事により良い構え→心構えが出来て行きます。
    何時も鏡を見て自分の姿、構え、所作事の確認をしていたら良い構えになると思います。
    頑張って下さい。

     

    3.あきと様からの質問

    質問

    相手の中心を割って入って相面を打ちたいのですが
    どこを意識すればよいですか?

    古川範士の回答

    「相手の中心を割って相面を打つ」

    私の場合は、基本的には左足を継がず「全く動かさず」腰移動して相手の心の動かんとする所を打ちます。

    その前に、間合いの駆け引きが有ります。
    相手が攻めようとする所を透かさず間合いを取ります。そのやり取りをしながら相手が強引に攻めようとする所を出端面を打ちます。
    「注」間合いをとる時に下がるのか、誘い出すのかは工夫しなければなりません。

    または、相手との中心の取り合いをして相手が面を打とうと動き始めた時に相手の竹刀の上から乗るように「押さえて」中心を取って面を打ちます。
    これこそ相手の中心を割って入って相面を打つ事に繋がると思います。

    「注」この時に手だけで押さえずに、腰から移動しながら相手の竹刀の中心を押さえて打つ事。
    「中々難しいと思いますが、稽古する事により自然に技が出るようになります。
    頑張って下さい。

    4.剣道愛好家様からの質問

    質問

    “剣道の攻め”について、ご教示ください。
    中心線を取って自分では攻めているつもりでいても、相手には、攻めが全然効いていません。
    どうやったら、相手に攻めが伝わるのでしょうか?

    古川範士の回答

    これは我々も一生の課題ですね!

    自分より力の不足している相手には攻め崩しが出来ても逆に先生方や上手の先生方、自分より強い相手に立ち向かうと攻めが効いていない事を何度も経験して来ました。

    私の場合は、一足一刀の間合いから左足は継がす一拍子で面を打つ事に徹底的に取り組み。
    基本技、応用技、打ち込み、かかり稽古、切り返しを人の倍以上稽古しました。また、上手の先生方に何度も何度も稽古をお願いしてから自然と攻めが少しずつ相手に伝わって来た事を覚えています。
    「上手の先生方に稽古をお願いする事が1番早いと思います」
    また、礼法、所作事、着装に気をつけて稽古。
    基本技に真剣に取り組む事が1番だと私は思います。
    頑張って下さい!

    5.SIG様からの質問

    質問

    八段審査において、これができていなければ合格にしないという事項はありますか。
    また、これをしてしまったら合格にはしないという事項はありますか。
    構え、発声、呼吸、足捌き、打突から残心まで、細かなことでも、何かお考えのことがあればご教示いただけると幸いです。

     

    古川範士の回答

    八段審査において

    普段から着装、礼法、所作事はしっかりと取り組んで行かれた方が良いと思います。
    自分ではしっかり行っているつもりでも中々出来ていない先生方は多くいらっしゃいます。

    私は相手に対して礼→三歩前→肩口から攻める気持ちで竹刀出しながら蹲踞。
    終了後→蹲踞→立ち上がり五歩後退→更に胸を張って→礼。
    を八段受審する3年前から毎日毎日繰り返して自然にかっこ良い姿になるように稽古しました。また、勤務中の歩く姿にも気をつけて胸を張って歩くように心がけました。
    そうする事により剣道の稽古する姿も変わって来たと思います。

    稽古では、一足一刀の間合いから左足は継がす一拍子で面を打つ稽古を徹底的に行い。
    出来る様になったら相手の向こう側まで勢いよく姿を崩さず行く事を心掛けました。
    そうする事により溜めが出来はじめ応用技も出来る様になって来ました。
    今も基本稽古を大切に毎日取り組んでおります。

    6.om様からの質問

    質問

    はじめまして、omと申します。
    現在3段の30歳です。
    先日、4回目の4段昇段審査を受けたのですが、また不合格となりました。
    不合格については多々足りないところがあったので、納得なのですが、自分が思っている悪い点と審査員の方が思っている悪い点が違かったため、わからなくなってしまい質問です。

    先に一歩入ってから溜めて打つという事を意識し立会ました。
    相手方2名とも自分が一歩入ったときに打ってくるという状態だったので、自分としてはやりやすく感じ、相手を引き出すというのは前より出来たかなと思っていました。
    ただ、有効打突には出来なかったので、溜めだったり、タイミング、打突力・スピード等の他の事が自分には足りなかったと考えていました。
    しかし、審査員の先生からは攻防の攻め合いが出来てなく、打突の機会が違うとの評価でした。
    自分では攻めが効いているから、一歩入ったときに相手が打ってきたと思っていましたが、実は相手は出鼻を打ったように見えて自分はただ単に遅れて打っているように見えてしまったのか?等とよくわからなくなってしまい、今後どう改善していけばいいのかわかりません。

    長くなってしまいましたが、考えられる原因はなんでしょうか。
    何卒よろしくお願いいたします。

     

    古川範士の回答

    「先に一歩入ってから溜めて打つという事を意識、、、、。」

    私の場合は自分自身が出端技を良く狙うので一足一刀の間合いから一歩入ってから打突する事を余りしません。

    私の場合は気で攻め左足はそのまま、右足を前に出しながら誘い「溜めて」相手が出て来たら出端面や返し胴などを狙います。
    多分狙いは一緒だと思います。そこで一本に出来るか出来ないかは普段の基本稽古をしっかりと行う事です。
    我々八段でも基本は毎日取り組み技が自然に出るように稽古をしています。

     打突の機会が違うと言う事は、相手に対して自分では溜めて打っていると思っているが実は自分勝手に技を出していると思われます。
    相手も出ようとする合気になった時まで我慢して相手の心が動かんとする所を一拍子で打突出来るように練習されると良いと思います。

    普段の練習において一足一刀の間合いから左足を継がず腰から攻め一拍子で面を打つ練習と1番大切な事は礼法です。礼→三歩前→蹲踞
    終了後→蹲踞→五歩後退→礼を剣道形と同じく大切にして行くと良いと思います。

    7.菊一文字様からの質問

    質問

    高校剣道から上段が出来る様になり、上段には左右の小手が有効打突になりますが
    試合で中段の構え同士が試合している時、竹刀を片手に持って面、右小手を防御し左手で胴を防御する高校生が非常に多いですが
    この場合左小手を刃筋正しくしっかりと声を出し残心すれば一本になりますか?

    又、返し胴は(自分から見て)殆どが右に抜けますが左に抜けるのは一本にならないのですか?
    こちらもしっかりと機会を捉えて相手を引き出し刃筋正しく打突し残心すれば一本になりますか?

    宜しくお願い致します。

     

    古川範士の回答

    【左小手の有効打突について】
    現在の審判規則において三所隠しなど完全に防御姿勢だけで相手のふところに入ると反則を取るように指導されています。
    したがってこの行為は反則を取られやすいですし、今の審判法では積極的に反則を取るようにしています。
    この状態で左小手を打っても一本に取ることは難しいと思います。
    しかし、竹刀から右手を離そうとする瞬間に有効打突の条件を満たした状態で打突をしたら一本になると思います。
    「過去に、高校の試合で、上段の選手が左手に竹刀を持って右手で胴を隠した状態で相手が右小手を打突した時に見事に一本になったケースを一度だけ見たことがあります。
    世界大会において同じケースがありましたが、その時には一本にはなりませんでした。

    【胴打ちについて】
    飛び込み胴も右側に抜けても一本になります。返し胴も有効打突の条件を満たせば一本になります。「手の内、冴え、強度、体捌き、足さばきが必要になります。
     

    8.八ちゃん様からの質問

    質問

    一足一刀では届かないため、いかに攻め入るかに苦心しています。気当たりをかけるため拳を攻めて送り足で前に出てから打突することを最近実践しています。うまくゆかないことも多いのですが、これしか圧力をかけられないと考えています。これに磨きをかけることは正しいのでしょうか?ちなみに年齢は74歳、痩身で脚力もパワーもありません。八段に挑戦中です。アドバイスを頂ければ有難いのですが?よろしくお願いいたします。

     

    古川範士の回答

    基本的には一足一刀の間合から一拍子で打突することが大事であり一拍子で打つことで打ちの強度、打ちの冴えが出ます。
    一足一刀の間合いは自分の間合いです。年齢が高くなれば間合いは近くなります。
    私が指導している道場では年齢にあった間合いで指導をしています。高齢の方には近間で一拍子で打突をして頂いています。
    先生が取り組んでおられる送り足で攻め勝って、打つことも大切です。
    近間で左足を動かさず一拍子で打突する練習と送り足で攻め勝って打つ練習、両方取り組むことをおすすめします。
    「出端技は左足を動かさず一拍子で打突。仕掛け技は送り足で攻め勝って打つ。」
    自分に一番適している間合いと攻め方を見つけ出してください。頑張ってください。
     

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