絞り込み検索

カテゴリー
サブカテゴリー
シリーズ
タグ

    手の変遷と空手の歴史、そして沖縄拳法 沖縄拳法空手道沖拳会 師範 山城美智 VOL.102 JKFan 2023年1月掲載

    main-image

    前回までは琉球での刀の位置づけやサイの位置づけについて解説しました。琉球王国時代にはいわゆる琉球の空手家の起源である「武士」ではなく、武人の話も数多く残っています。しかしそれはいわゆる手なのかと言われれば違っていて、どちらかというと「侍」のような存在なのです。それは、鎧具足を身に纏い、刀を持ち、槍を使い、弓を射る存在でした。琉球の空手家のそれとはまた違うもので、これはやはり薩摩侵攻以後、琉球における身分制度が確立したことにより大きな変化を遂げたと言っても過言ではありません。また、前号の最後でも述べましたが、琉球では鉄が取れず、中国から輸入した鉄を加工して、刀を作っていました。しかし、それらは士族が帯刀するためのものではなく、輸出のための商品でした(輸出品目に載っていることで知れる)。

    関連記事

    動画INDEX